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書評「働く君に伝えたい『お金』のの教養 人生を変える5つの特別こ」

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  • 書評「働く君に伝えたい『お金』のの教養 人生を変える5つの特別講義」

 

 「将来の不安」とは「お金」の不安であるという書き出しで始まる。

 ライフネット生命にてCEOを務めている出口さんが質問者に対して、回答をしていくという本。

 

 講義は五講によって行われる。

「知る」「使い方」「貯め方」「殖やし方」「稼ぎ方」である。

 この五項目のまとめと、それを読んで思ったことを書いていきます。

 

 

「知る」

メディアから植え付けられた不安を解いていく。日本全体が「未来に希望をもっていたバブル世代」から「未来に希望が持てない現代」へと時代に変わった訳だが、そもそも社会が上向きの状態というのは歴史的に読み解いて「普通」ではないという事。

 

・「年金が破たんする」「少子高齢化」「政府の借金が増加」そういった情報が氾濫しており、そしてその情報がどうしてメディアは煽るように出してくるのか。それは不安を煽る事で儲かる誰かがいるからだ。

 

・上記のように踊らされるのではなく、『データ(ファクト・数字)』を元に自分で判断する癖を作っていく。

 

●お金というものを歴史を辿りながら分かりやすく説明してくれる。

 あくまで俯瞰した立ち位置からの意見でとても参考になる。得に現在日本全体には新しい世代は不幸なのではない、これからの子どもに希望はないというような考えが広まっているように思うが、それはあくまで切り取られた短いスパンでの「バブル~現在」での捉え方であるという考えがストンと入ってきた。

 

 僕はテレビを捨てて、ニュースは悲しい気持ちになるから見ない事にした(時たま、興味があるものは覗きにはいく)。

 まるでジェットコースターに乗せられていつまでも落ちずに登らされ続けている感覚を覚えるのだ。あれが悲惨で、これが必要。ダイエットの成功方法、お金の集め方。まるでそうしなくてはならないと強制されているように思う。

 

 一点、これは相反している考えだと思ったのは「消費税とは全体にかかる税金なので、リッチなおじいさんたちに助けてもらえるもの」として説明されている文だった。

 消費税は弱者への税収であり、企業への負担減とも捉えられている。どちらも真実の見方ではあると思う。どちらの割合が多いのだろう。

 

 

「使い方」

・お金の大原則。自分が扱う上で給与を三つの原則に当て嵌めて考える癖を作る

「財布(日常で使うお金)」

「投資(なくなってもいいお金)」

「預金(流動性の高いお金)」

この三つで分類するべきである。

 

・貯めるより、殖やすより、何よりも使う事の大事さを伝えてくる。始めて通過とは使って紙から価値に変動するからである。

 

・倹約をする事は素晴らしい。「比較、調査、検討」によって入手するものを安く手に入れるのは「ケチ」ではなく、お金の使い方を学ぶ一つになる。

 

●最近、アプリを使って家計簿をつけている。この考え方は本当に自分の中でも納得し、そして安心できる部分があった。所詮は婚姻届けもただの紙。契約書もただの紙。お金すらも実際はただの紙なのである。そして実際に使って初めて、世界で効力を示すものになると僕も思っていた。

 

 自分が得た収入をしっかりと管理したいというモチベーションを与えてくれた。

 

「貯める」

・目標金額を貯める事よりも、毎月の固定収入が大事である。

・貯蓄はもしもの時のためのセーフティネットとして考えよう

 

●常に働き続けるという事、動き続ける事は本来はとても健康的で楽しい事のはずで、そのことを思い出させてくれた(どうしても辛い日本の企業で働いていると生活バランスが崩れてしまいがちなので、忘れてしまいがちだ)

 

 あくまでも貯蓄は必要だが、それは自分を救ってくれるものとして、蓄える事だと再認識することが出来た。

 

「殖やす」

・投資はなくなっても良いお金の範囲で行う。

・投資はじっくり育てる

・いちばん投資するべきなのは自分自身、積極的に自己投資を行う

・株や債券はプロにまかせてしまっていい。

 

 ●この殖やすという考え方もあって、こういった書評すら書こうとか。投資という形で自分の環境を整えるものには使っていこうという考え方を学べた。

 

 なくなっても良いお金で行うというすっきりとした答えが良かった。

 

 自分の収入の把握、そしてそれをしっかりとコントロールして「貯めて、使って、殖やす」そこに割り当てる事が出来れば、何も不安な事などないのだと自分の頭の中のお金がきちんと区分けされて、それぞれの箱にいれてくれるようなそんな感覚があった。

 

 

「稼ぐ」

・今後800万人規模の労働力不足に陥る。

・働き口に関しては今の若い世代は席があまっているので安泰

・日本は実力主義社会になっていくだろう

・お金を稼ぐことは、「自由」という人生の選択肢を手にする事と等しい

 

 今後は働き口に惑うという事はなくなるという事実(ただし低賃金な世の中)。そして、この本は三年前に出版されたものだが、たしかに上記のような未来図を確実に進んでいるように思った。

 必要以上に会社というものに縛られる事なく、そして自分で何かを生み出せるような環境に身を置けるようにと思った。

 

 上記のような形で一歩引いた形でお金、そして現代の日本で生きていくための教養を教えてくれる、素晴らしい本だった。

 

 本はミニマリストしぶさんがおすすめしていて、図書館で借りて読了した。

 最近は彼の持ち物を試すという形も多く取っており、紹介しておく。

sibu2.com

 

 

 今後は自分の脳内の整理も含めて、書評も形として書いていこうと思っている。僕は小説も読むんだけど、どうしてもストーリーのネタバレというのは書きにくいのでこういったビジネス書や自己啓発、そういった本の要約と感想といった形をとると思います。

 

 読んでくださってありがとうございました。